【木曜クラス開催報告】「年齢とともにニキビが治りにくくなるのはなぜ?」〜表皮から真皮へ、肌を立体的に見つめる学び〜
2026年10月05日 10:40
■ 受講者の素朴な疑問から始まったテーマ
前回のクラスでは、研究論文をもとに「顔の肌はターンオーバー(生まれ変わり)が年齢に関係なく早い」ことを学びました。
そこで受講者から出たのが「それなら、なぜ年齢とともにニキビは治りにくくなるの?」という疑問です。論文の知識と、日々お客様の肌に触れる現場の感覚。
その両方を大切にして「でも」「ということは」と考え続ける姿勢から、今回のテーマが生まれました。
■ 治りにくさの鍵は「真皮」にあった
ターンオーバーが早いのは、肌の表面にある「表皮」の話です。一方、ニキビの炎症は、皮脂腺がある奥の「真皮」にまで及びます。
ニキビは突然できるものではありません。
小さな刺激をきっかけに肌の生まれ変わりが乱れ、ゴワつきやテカりを経て毛穴が詰まり、やがて炎症へと進みます。半年〜1年前の化粧品の変更などが始まりになっていることもあるのです。
表皮は自ら生まれ変わる力を持っていますが、真皮の主体であるコラーゲンなどの線維には自己回復力がありません。捻挫のあとに関節が硬くなるように、炎症のあとの真皮は硬く固まり、年齢やニキビを繰り返した期間とともにその硬さが蓄積していきます。これが「治りにくさ」の背景と考えられます。
■ 泡でほぐすケアと、これからの学び
硬くなった部分は、肌表面からわずか約0.2mmという浅い位置にあります。炎症レス美容協会では機器や手技も比較研究した結果、きめ細かく濃密な泡で肌をやさしく引き上げ、巡りを促す方法が最も効果的であることにたどり着きました。
もちろん、ケアの基本はまず表皮を整えることからです。
肌の表面だけでなく、真皮、そして姿勢や体全体の巡りまで視野を広げることで、お客様一人ひとりのお悩みの本当の原因に近づくことができます。
今後も研究と現場の両面から学びを深め、肌の悩みに寄り添えるエステティシャンの育成に取り組んでまいります。